ブイロガーのためのマイク SENNHEISER(ゼンハイザー) MKE 200 レビュー

ブイロガーのためのマイク SENNHEISER MKE 200 レビュー

皆さんこんにちは。私が実際に使って気に入ったプロダクトだけを紹介しているネットZINE「物と音」です。いかがお過ごしでしょうか?
皆さんは、スマホやカメラで動画撮影を行っていますか?おそらく動画撮影をする機会が増えているのではないでしょうか。私も撮影依頼の案件が著しく増えているので肌で実感しています。今日は動画撮影になくてはならないプロダクト「マイク」を紹介させていただきます。
クオリティーの高い動画を目指すと、カメラやレンズなどの機材に予算をかけがちです。しかし動画制作で大切なのは、ビジュアルだけではありません。音質の良さが大切となってきます。いくらきれな映像でも音声が聞き苦しい動画は、観るに値しませんよね。疎かになりがちですが、音って動画制作にとって、とても大事なんですよね。
そこで、動画撮影のクオリティーを手軽に向上させたいとお考えのブイロガーの方や、「動画撮影に適したマイクが欲しいけど、どのマイクを買って良いかわからない…」なんてお悩みの、はじめてマイクをご購入される方に、おすすめしたいマイク「SENNHEISER(ゼンハイザー) MKE 200」を紹介させていただきます。小型軽量かつ洗練されたデザインのコストパフォーマンスの極めて高いマイクです。最後までお付き合いいただけたら幸いです。どうぞマイク選びのご参考にしてください。

マイク、ケーブル、ウインドシールド、ポーチまで
すべて揃ったオールインワン

「SENNHEISER(ゼンハイザー) MKE 200」のパッケージには、MKE 200マイク本体、マニュアル、ケーブルが2本、ウインドシールド、そして収納ポーチまで一式揃っています。後からオプションの付属品を追加で購入しなければならない、なんて心配がありません。私がこのMKE 200を購入した2021年3月では14,300円のプライスでした。これだけ揃って、この価格はとても魅力的なのですが、発売後1年を経過した現在は、期間および数量限定で驚きの特価となり、リーズナブルな価格となっています。これからマイクを購入しようとお考えの方には、お財布に優しい有力なマイク候補となることでしょう。
マイク本体の性能ばかり目が行きがちですが、人工毛のウインドシールドやポーチが揃っている配慮は実にありがたい。重宝します。



MKE 200のミニマムでシンプルなデザイン

小型でシンプルで洗練された印象のデザイン。外からは確認することができませんが、風防効果を向上させるウインドスクリーンと内部に衝撃吸収する機能サスペンションマウントを備えているので、あらたにショックマウントを購入する必要もなく、マニマムでシンプルなシステムで運用できる点も嬉しい。デザインと機能性を併せ持つプロダクトがこのMKE 200です。
このミニマムでシンプルなシステムであることは、とても重要なことです。普段使いをするブイロガーの多くの方が実感されていることだと思いますが「撮りたい時にすぐ撮れる」ことが一番大切なことです。撮りたいと思って、カメラとマイクやケーブルなどの機材を用意して…接続して…セッティングして、なんて準備に時間と労力がかかるのでは、ストレスとなります。セッティングを想像するだけ撮影する気が失ってしまします。当然、億劫になりますよね。ですから、このミニマムでシンプルであることが、マイク選びの重要なポイントの一つになってきます。まさに「シンプル イズ ベスト」です。面倒くさいは日々のVLOGの敵です。

マイクの接続

パッケージを開けるとマニュアルを読まずとも、パッケージ内部にマイクの接続方法が書かれています。接続方法はいたって簡単。

カメラ上部のシューカバーを外します。

シューマウントにMKE 200を取り付け、取り付けダイヤルを回し固定します。カメラのシューから電源供給が不要ですので、3.5mmマイク端子を備えたカメラであれば、メーカー問わず取り付け可能です。

カメラのφ3.5mmマイク端子に付属のケーブルを取り付けます。たったのこれでだけでOK!取り付けは、面倒臭くないのでストレスはありません。日常遣いにはとても大事なこと。



Panasonic LUMIX S5+MKE 200の組み合わせ

Panasonicのミラーレス一眼カメラLUMIX S5にMKE 200を取り付けてみました。スタイリッシュでシンプルなMKE 200は主張しすぎないデザインなので、LUMIX S5との相性は良さそうですね。爽やかなブルーのケーブルがアクセントとなってます。ゼンハイザーのコーポレートカラーのブルーですね。洒落てますね。


SONY Cinema Line FX3+MKE 200の組み合わせ

SONY FX3にMKE 200を取り付けてみました。こちらもバランスが良いですね。PanasonicでもSONYでもバランスが良いと感じるのは、MKE 200がシンプルなデザインの良質なプロダクトである証ですね。カメラもメーカーもを選びません。このFX3でも、ゼンハイザーブルーのケーブルがアクセントとなっていて、実に格好よろしいです。


小型軽量!無駄のないコンパクトな設計

やはり日常遣いをするブイロガーであれば、マイク選びで重要視するポイントが小型軽量であることでしょう。さっとカメラとマイクを持ち出す。いつでも取れるようマイクをバッグの中に納める。そのためには、小さくて軽いことは最大の武器となります。

MKE 200を計ってみましょう。マイク本体の重量は、わずか48g。これは想像している以上に軽い!マイクの質感がしっかりしているので、もう少し重いのかと思えば50gをきってきました。実に驚き!大袈裟に言えば空気みたいなものですよ。

こちらは、おなじくゼンハイザーのショットガンマイクの名機MKE 600です。本体内に電池を入れていない状態です。重量は132g。決して重くはありませんが、100gをを超えるとさすがに重さを感じます。空気のような軽さとは言い難い。そして、マイクの長さですね。どうしてもショットガンマイクですので、性能を重視するが故、長くなります。小型軽量といった点では、MKE 200に軍配が上がりますね。


爽やかなブルーのカールコード

カメラのアクセントとなっている爽やかなゼンハイザーブルーのカールコード。カールコードなので、引っ張れば長く伸びて使え、見た目が乱雑にならず、きれいにまとまる点が嬉しいポイント。些細な点まで配慮されており、さすがはゼンハイザーといったところです。心配りが憎いですね。


収納ポーチ

MKE 200には、収納ポーチが付属します。収納に困って、後からポーチを買い足さないといけない、なんてことが入りません。リーズナブルなマイクMKE 200ですが、こんな点も手抜きはありませんね。ポーチの造りは、上質な肌触りでしっとりしていて高級感があります。

もふもふ、MKE 200付属のウインドシールド

こちらの写真は、私が飼っている黒いモルモットです…って、そんな訳はありません。MKE 200に付属しているウインドシールドがこちらです。上質な肌触りで高級感のあるファーのようです。もともと風防に考慮した設計のMKE 200ですが、人工毛のウインドシールドを取り付ければ風防性能をさらに高めることが可能です。

ウインドシールドを取り付けていないMKE 200とLUMIX S5とSONY FX3。ミニマムでスタイリッシュですね。

MKE 200にもふもふ、人工毛ウインドシールドを取りつけたLUMIX S5とSONY FX3。モルモットがカメラの上に載っているようで、なんだか可愛い。


LUMIX S5とMKE600の組み合わせ

こちらは、MKE 200の兄貴分ショットガンマイクのMKE 600です。私が動画撮影する上でなくてはならないマイクです。私は、このMKE 600マイクを使用する際には、LUMIX S5にXLRケーブルで接続するためのXLRアダプタを取り付けて、MKE 600を使用することが多いです。
いかがでしょうか?さすがにMKE 200と比べるとシンプルなシステムとは言えませんね。さっとバッグから取り出して、今すぐ撮影なんてことはできませんね。多少なりともセッティングに時間を要します。もちろん音質に関しては、このMKE 600は申し分ないです。プロ御用達のゼンハイザーのショットガンマイクの名機MKH 416を彷彿とさせる高品質でハイクオリティーな音質で記録が可能です。さらなる高品質を求める方には、ぜひお試しいただきたいマイクです。またの機会に、この名機MKE 600については、徹底レビューさせていただきますね。その時までお楽しみに。

〈 LUMIX S5+MKE 200の組み合わせ 〉

LUMIX S5とMKE 200は実にコンパクト。かさばりませんね。これならストレスなく、手軽に持ち出して撮影ができます。ビデオグラファー、ブイロガーにとって、取り回しの良さ、小型軽量であることは、最大の武器となります。

〈 LUMIX S5+XLRアダプター+MKE 600の組み合わせ 〉

LUMIX S5とXLRアダプターとMKE 600の組み合わせ。さすがに、さっと持ち出すには大掛かりすぎますね。XLRアダプターを使わずに、LUMIX S5の3.5mmマイク端子にMKE 600をダイレクトに差して、今よりもシンプルな接続も可能です。それでも、どうしてもガンマイクの長さは否めません。


付属のケーブルは2種類

カメラ用の3.5 mmTRSケーブルとモバイル機器などで使用するTRRSケーブルが付属しています。

3.5 mmマイク端子が備わったモバイル機器にケーブルを接続しマイクを繋げるだけ。

モバイル機器では、3本の筋が入ったプラグのケーブルを使用します。

SENNHEISER MKE 200 特長 まとめ


  1. 洗練されたミニマムでスタイリッシュなデザイン
  2. 小型軽量、無駄のないコンパクト設計
  3. ウインドスクリーンによる高い風防性能
  4. 内部ショックマウントによって操作時のノイズを極限にまで削減
  5. 3.5 mmTRSケーブルとTRRSケーブルを付け替えによって、ミラーレスカメラ、モバイル機器等に対応
  6. ファンタム電源、電池を必要としない
  7. ミラーレスカメラ、モバイル機器等に対応

おわりに

いかがだったでしょうか?今回はSENNHEISER(ゼンハイザー)のマイクMKE 200を解説レビューしてきました。ブイロガーのためのマイクといって過言ではないでしょう。小型軽量でコンパクトな設計は日頃の撮影でもストレスを感じることはありません。リーズナブルな予算で、なおかつワンランク上の音質で動画撮影をしたいブイロガーの方には、おすすめのマイクと言えるでしょう。またさらに高品質な録音を求めるのであれば、ゼンハイザーショットガンマイクの名機MKE 600もおすすめです。この記事をご覧いただいて興味を持たれた方は、ぜひチェックしてみてくださいね。MKE 600についても機会をみて特集いたします。その時までお楽しみに。それでは、またお会いしましょう。良いブイログライフ、カメラライフをお過ごしください。さようなら〜☆

今回ご紹介したマイクMKE 200とMKE 600

商品をクリックいただくと、Amazonで詳細がご覧いただけます。


ゼンハイザー MKE 200

新品 9,900円〜 (Amazon 2022.9.7 現在)

小型軽量かつスタイリッシュでミニマムなデザインが特長のゼンハイザーのマイクMKE 200。電池や不要で、デザインだけでなくシステムもミニマムに構築。動画撮影において、ワンランク上の音質を目指す方におすすめのマイクです。現在、期間および数量限定の特価とのことです。購入を希望される方はお早めに。ですね。

Amazonで詳細を見る


ゼンハイザー ガンマイク MKE 600

39,391円 (Amazon 2022.9.7 現在)

私が最も使用頻度がガンマイクがこちらゼンハイザーのMKE 600です。4万円程度と価格を抑えながらも、業界の定番となっているMKH 416の血統を色濃く感じさせる高品質な録音を実現したガンマイクです。ファンタム48Vと単3電池、両電源に対応しており、XLR端子を持たない仕様であっても、3.5mmマイク端子での接続も可能な利便性が高いことも特長です。MKE 200、MKE 400の上位機種にあたるMKE 600は、妥協を許さないビデオグラファーに最適なマイクと言えるでしょう。興味を持たれた方は、MKE 200だけではなく、このMKE 600もチェックしてみてくださいね。

Amazonで詳細を見る