カメラ有効画素数約2,420万画素フルサイズイメージセンサー

LUMIX S9は、有効画素数約2,420万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載。S1やS1H、S5と同じ画素数ですね。高解像度すぎないので、暗所でもノイズの少ない撮影が可能なはずです。私はこれ以上解像度を上げなくても良いと思っています。これ以上ないベストな解像度だと思います。

ライカとパナソニックが共同開発したL2 Technologyヴィーナスエンジン

ライカとパナソニックが共同開発したL2 Technology（エルスクエア・テクノロジー）搭載のエンジン。画像情報を高速処理しながら、高精細かつ自然な質感描写を実現しているそうです。AF性能では、演算処理の高速化とAFアルゴリズムが改善され高精度なAFを実現しているそうです。私の愛用しているS1とS5は、コントラストAFなので、像面位相差AFがどの程度のものか楽しみにしています。これから試していきますよ。

S9は500gを切る軽量ボディ

これまでのフルサイズLUMIXのカメラといえば、他社と比べると大柄で重いカメラが多かった。今回のS9は違います。500gを切って、ボディ、バッテリー、SDカード1枚含む質量は488g。これだけ軽ければ、ストレスなく持ち出瀬ますね。

LUMIX S9 質量：488g

LUMIX S1 質量：1024g

LUMIX S5 質量：718g

持ち出しにストレスのないコンパクトなボディ

私の愛用してるカメラはLUMIX S1。この大きくて重いカメラにすっかり慣れてしまっているので、S9を持った時に、あまりの小型軽量っぷりに笑えました。これならカメラを持ち出すことに億劫うにならず、いつでもどこにでも気軽に持ち歩けますね。何気ない日常を切り撮ります。

サムグリップ

LUTボタン

シンプルな操作性

LUMIX S9は、大型3.0型 約184万ドット フリーアングルモニターを備えてます。あれっ、なんだかS9は、めちゃくちゃスッキリしてますね。それもそのはず、ファインダーがないんですよね。最小限に設けられたダイヤルとボタン。その中で、設けられたリアルタイムLUTボタン。実は私、リアルタイムLUTを使ったことがこれまでないんですよ。S1もS5にも備わっていないんですよね。リアルタイムLUTは、自分好みの色設定を撮影データに反映できる昨日です。撮影後に色補正の手間が省けそうで期待している機能の一つです。

9600万画素のハイレゾモードの超高解像度も可能

通常は有効画素数約2,420万画素で十分なサイズで記録できるのですが、ハイレゾモードで撮影するとなんと9600万画素で記録可能です。この機能があれば、いざと言う時に超高解像度で記録できます。

6K30p、4K60p、4K30pに対応した動画性能

S9の動画性能は、8Kこそ撮れませんが、6K/30pの記録が可能です。撮影範囲Fullで4K/30p。撮影範囲APS-Cで4K/60pでの記録が可能です。問題は連続撮影時間です。何分なのでしょうか。分かり次第更新しますね。いずれにしても長時間撮影されたい方はS5を選択しましょう。

メモリーカードスロット、USB Type-C 給電・充電対応

メモリーカードのスロットはダブルではなく、シングルの1枚挿し。HDMI端子はHDMI Type Dになっています。小型軽量な分、割り切りも必要。気をつけなければいけない点がもう一つ。S1やS5など機種ではシューは「ホットシュー」と呼ばれるものでシューにさまざまなオプション機器を接続できましたが、このS9のシューは「コールドシュー」と呼ばれるものです。シューから電源供給などもできず、シューに何かを固定し取り付けるようなことしかできません。USBはType-Cで、給電・充電対応してます。こちらは嬉しいポイント。いずれにしても、S9は割り切りが必要です。多くを求めてはいけません。

ご注意！充電やUSBケーブルは同梱されません

私の購入価格はS9ブラックボディ、価格は207,900円。近頃、随分とカメラの価格が高騰している中、Panasonicさんの企業努力が感じる値付けです。それでも随所にコストダウンを感じます。その最たるものがこの充電器ではないでしょうか。S9には充電器はもちろんのこと、USBケーブも付属しないんですね。写真はS5を購入した際に付属していたものです。充電器くらいは欲しかったかな。

LUMIX S9のコールドシュー

LUMIX S1のホットシュー

ご注意！シューはホットシューではありません！コールドシューです。

LUMIX S9のシューカバーを外してみました。電子接点がないでしょう。このシューはアクセサリーを固定するだけのため。カメラから電源や情報の供給などはできません。LUMIX S1のシューは、電子接点が見えますね。アクセサリーを接続できます。XLRアダプターやストロボなど装着できます。いろんなアクセサリーを装着してカメラを楽しみたい方はS5を選ぶ方が賢明です。

おわりに
新時代のスナップシューターになる予感！Lumix S9

LUMIX S9を購入して、開封レビューしました。実際に手に触れて分かったことや驚いたことなどたくさんありました。百聞は一見にしかずとは、このことだなぁと感じた一日でした。てにしてみると、細部までよく考えられ造り込まれていると感じます。極限まで張り出しや突起部を抑えたフラットデザイン。ミニアムなデザインはもちろん、ファインダーレス、ホットシューレス、メカシャッターレスと機能も削ぎ落としてきました。これまでのカメラ造りの概念を一度壊して、新たに造った新時代のスナップシューターが誕生したと感じた一日でした。これからS9を持ち出して、実際に作例や使用感をレビューして行きます。こうご期待！それでは、またお会いしましょう。物と音でした。

今回レビューしたLUMIX S9とオプション品