必ず読んでほしいおすすめ絵本【10選】

必ず読んでほしいおすすめ絵本10選

超〜久しぶりの更新となります「物と音」website。今回のテーマは「必ず読んでほしいおすすめ絵本10選」と題し、私がこれだけは皆様に読んでいただきたい10冊の絵本を選び、皆様に紹介させていただきます。
不朽の名作、ロングセラー作品や新作まで、子供はもちろんですが大人も楽しめる絵本ばかりです。本棚に並べておくだけでも素敵です。お気に入りの本があればぜひ手に取ってみてくださいね。



NHKみんなのうた絵本 うんだらか うだすぽん

著 者:戌井昭人,‎ 多田玲子,他
単行本: 36ページ
出版社:NHK出版
発行日:2017/11/14
価 格:2,000円+税

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NHKみんなのうたで何とも不思議で耳から離れない「うんだらか うだすぽん」を見た人もいるのではないでしょうか?
歌っているのは、私も大ファンのハナレグミこと永積崇。絵本が先か、歌が先か私にはわかりませんが、いずれにしても「うんだらか うだすぽん」の絵本化はうれしい。もちろん私もさっそく購入しました。
絵は今人気のイラストレーター多田玲子さん、詩(作詞)は戌井昭人さんです。戌井昭人さんは俳優、劇作家、小説家で『鮒のためいき』で小説家デビューし、2009年に小説『まずいスープ』第141回芥川龍之介賞、2016年に『のろい男 俳優・亀岡拓次』で第38回野間文芸新人賞受賞された人気の作家さんです。
ストーリーは「BOOK」データベースより抜粋しました。”川の上流を泳いでいるうちに突然、下流を目指すことに決めたカッパ。泳いでいると聞こえてくるのは「うんだらか うだすぽん」。不思議な響きとともに青鬼、ダルマ、雷魚と仲間が増えて…楽しいけれど、ちょっと奇妙な、珍道中。「みんなのうた」では描かれていないお話や、ちょっと違った結末が!流れていけば、きっといいことがある。ハナレグミとうんだらか楽団の歌うNHKみんなのうた「うんだらか うだすぽん」から生まれたおはなし絵本。”
2017年11月に発刊となった新作絵本ですが、ハナレグミファンや多田玲子さんのファンをはじめ、どなたでも楽しめる面白い絵本です。おすすめ!



やさいさん (PETIT POOKA)

著 者:tupera tupera
単行本:
出版社:学研プラス
発行日:2010/7/20
価 格:950円+税

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亀山達矢と中川敦子によるユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)は、絵本『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『かおノート』やNHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションを担当し、乗りに乗っているイラストレーター。
その人気ユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)の絵本の中でも人気となっているしかけえほん「やさいさん」。このシリーズはシリーズ累計60万部を超える大ベストセラー。次々登場する野菜や途中びっくりする登場人物(動物)もあり、何度でも楽しめる絵本です。このシリーズは他にも「くだものさん」「ぼうしとったら」もあり。おすすめ!



生きる (日本傑作絵本シリーズ)

著 者:谷川 俊太郎 (著),‎ 岡本 よしろう (イラスト)
単行本:44ページ
出版社:福音館書店
発行日:2017/3/5
価 格:1,300円+税

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生きていること いま生きていること。谷川俊太郎の詩『生きる』が絵本になった本作。さまざまな人生の瞬間瞬間の情景を連ね、家族が過ごすある夏の一日を描く。私たちが生きるなにげない日常から生きるということを考えさせられる切なくなる一冊。



きんぎょが にげた

著 者:五味 太郎
ハードカバー:24ページ
出版社:福音館書店
発行日:1982/8/31
価 格:円+税

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金魚鉢から逃げた一匹の金魚。カーテンの模様に隠れたり、花の中に隠れたり。子どもたちの大好きな絵さがし絵本。絵本界の超大御所 五味 太郎の名作。味わい深い絵とリズミカルな展開が気持ちい名作中の名作。



きりのなかのサーカス

著 者:ブルーノ ムナーリ Bruno Munari (著),‎谷川 俊太郎 (翻訳)
単行本:52ページ
出版社:フレーベル館
発行日:2009年9月
価 格:2,300円+税

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ブルーノ・ムナーリの名作絵本が、谷川俊太郎の新訳でついに復刊した「きりのなかのサーカス」。前後半はスミで印刷したトレーシングペーパーで奥行きと霧を表現し、中盤はガラリと変わってカラフル。穴あきが次のページとつながるしかけで、
絵本というアナログでシンプルなメディアでありながら、その可能性を大きく感じさせる一冊。もちろんグラフィカルな表現は注目ですが、谷川俊太郎の訳も素晴らしいの一言。デザインを志している方は必ず読んでください!



スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

著 者:レオ・レオニ (著),谷川 俊太郎 (翻訳)
ハードカバー: 32ページ
出版社:好学社
発行日:1969/4/1
価 格:円+税

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世界中で翻訳され、日本でもロングセラーのレオ=レオニの代表作「スイミー」。日本では教科書にも載っているほど有名で、誰もが知っている名作中の名作。素晴らしいストーリーと素晴らしい色彩と技法は絵本作家やイラストレーターたちはレオ=レオニに多大な影響を受けたに違いない。(私もその一人です。)谷川 俊太郎の翻訳で読点「、」ではなく、「,」で区切られた文体。うなぎの登場シーンは私の見る限り「うつぼ」にしか見えない。大人になりあらためて読んでみましたが、実に良いです。絶対おすすめの一冊!



くまさんくまさんなにみてるの?

著 者:ビル マーチン Jr. (著),‎ エリック カール (イラスト)
単行本:
出版社:偕成社
発行日:2006/10/1
価 格:円+税

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絵本『はらぺこあおむし』『1、2、3どうぶつえんへ』で知らない人はいないであろうエリックカールとビルマーチンのコンビで書かれた一冊。次々登場する色彩豊かな動物たちに子供達は釘付けです。この絵本は「英語と日本語」2か国語で読めるので幼児向け英語教材としても活用できます。



ざっそう

著 者:甲斐 信枝
単行本:24ページ
出版社:福音館書店
発行日:1976/4/1
価 格:900円+税

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少々地味な絵本!?になりますが甲斐信枝さんの名作「ざっそう」。勝手気ままに生えているように見える雑草たち。実は互いに激しい生存競争をくり広げ必死で生きているのです。鋭い甲斐 信枝さんの観察と丁寧な描写。雑草の姿を優しく鋭く描いた絵本です。
何度見ても飽きない一冊です。絶対おすすめ!



あいうえおの本

著 者:安野 光雅
単行本:104ページ
出版社:福音館書店
発行日:1976/2/20
価 格:1,500円+税

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絵本界の巨匠 安野光雅の「ABCの本」の姉妹作となる本作「あいうえおの本」。50音を自然と学びながら楽しめる本作。丁寧に丁寧に描かれた文字達は何度見ても飽きることがありません。また開くたびに発見する喜びは子供だけでなく大人も楽しめます。絵本ファン意外にもぜひ手にしていただき一冊です。



ABCの本

著 者:安野 光雅
単行本:64ページ
出版社:福音館書店
発行日:1974/10/1
価 格:1,900円+税

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作家お一人につき一冊の本を紹介したかったのですが、安野光雅に限っては1冊に絞ることは到底できませんでした。2冊に絞ることも難しいのですが、今回はぐっと我慢して2冊の紹介にとどめることにします。
安野 光雅の代表作は数多くありますが「あいうえおの本」と「ABCの本」この2冊は、絶対欠かせない絵本です。「ABCの本」では木製で書かれたアルファベット文字とその文字を囲む装飾の中に隠されたキャラクター。何度見ても新しい発見があります。
安野 光雅の緻密で丁寧な描写とユーモアセンスは、40年以上たった今でも色あせることはありません。必ず手にしていただき絵本です。絶対おすすめ!