俯瞰撮影に必要な機材【10選】
INDEX 目次
- 俯瞰撮影で必要な機材
- 一番簡単な方法は、マンフロットの三脚を使っての撮影です。
- Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット
- Manfrotto アクセサリー 1.3kg ミニカウンターウエイト
- 続いて今一番、私が気に入っている俯瞰撮影の方法がこれ!ライトスタンドにカメラを取り付ける方法です。
- ライトスタンド と三脚にウエイトの取り付け
- 外部モニターに出力して確認して解決します
- アベンジャーのセンチュリースタンドと呼ばれるライトスタンド。安物のスタンドと違って造りがしっかりしています。
- ライトはアプチャーのめちゃくちゃ高性能ライトを使っています。
- アプチャーの300Xは、2700K-6500Kの範囲で色温度調整ができます
- 無音とも言えるレベルの静音です。
- Aputure COB 300X LS C300X LEDビデオライト
- 今回ご紹介したおすすめのカメラや機材
俯瞰撮影で必要な機材
今回は私が俯瞰撮影する際に使っている機材を紹介したいと思います。私は物撮りするフォトグラファーのプロフェッショナルではありませんが、物撮りする機会が多いです。これまでにいろんな方法を試してきましたが、今回紹介する方法が一番気に入っています。プロから言わすと、「ここがダメ」とか、「もっとこうした方が良い」とかあるかもしれません。あくまでも私が今現在気に入っている方法で、気に入って使っている機材だということを念頭にご覧ください。俯瞰撮影のための機材を買おうとご検討されている方のご参考になればと思います。ではどうぞ!
《 俯瞰撮影の方法 その1 》
一番簡単な方法は、マンフロットの三脚を使っての撮影です。
これがもっともシンプルな方法です。たった一つの三脚だけで実現できます。私の使っている三脚は、イタリアのManfrotto(マンフロット)社の055シリーズ アルミ 3段と3Way雲台です。全伸高183cmまだ高くでき、かつ最大耐荷重8kgまで対応する三脚です。高くしたり低くしたりできるセンターポールが、なんと90度に角度変更できます。そのため真上から俯瞰撮影ができるというわけです。とても便利な三脚なのですが、問題点があります。この90度に角度を変えて真上から撮影しようとすると撮影の際に三脚の脚が映り込んだり、脚の影が映り込んだり、そうならなかった場合でも、三脚に取り付けたカメラの自重でバランスが保てなくなったりします。そこでバランスを保つために重りを取り付けます。そうすることでこの問題を解決できます。
写真上は、ウエイトを取り付けていない状態です。下の写真のオレンジ色の物がウエイトです。これをつけることでカメラの自重で下がったり、倒れたりすることを防いでいます。
Manfrotto プロ三脚 055シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット MK055XPRO3-3W
40,336 (Amazon 2023.12.31 現在)
マンフロット(Manfrotto)のアルミニウム製3ウェイ雲台付属した三脚キット。全伸高183cm、最大耐荷重8kgの強靭な三脚はプロユースでも問題なし。最大な特徴は90°センターポールと4段階の脚アングルで、多彩なポジションセッティングが可能。私はこのセットを4つ所有しています。超お気に入りです。物撮りするなら雲台はボール雲台より、この3Way雲台をおすすめします。あらに緻密な物撮りをしたい方にはギヤ雲台という選択肢もあり。
Manfrotto アクセサリー 1.3kg ミニカウンターウエイト
¥2,955 (Amazon 2021.2.1 現在)
三脚やライトスタンドのブーム、アームに取付ける1.3kgのカウンターウェイト。この1.3kgの他にも4.3kgのものも発売されていますが、軽いこのウエイトいくつも持っている方が、取り付ける数を変えることで調整が容易なので、わたしはこの1.3kgのものをお勧めします。ちなみにこのウエイトも気に入りすぎて4つ所有しています。おすすめ!
《 俯瞰撮影の方法 その2 》
続いて今一番、私が気に入っている俯瞰撮影の方法がこれ!
ライトスタンドにカメラを取り付ける方法です。
アベンジャーというブランドはご存知でしょうか?アメリカンヒーローなら皆さん知っていると思いますが、ライトスタンドを発売しているブランドです。センチュリースタンドと呼ばれるスタンドがとても有名で、めちゃくちゃ重くて、嵩張るのですが、スタンドを立てるとびくともしない安定感があります。私はこのスタンドをもちろんライトスタンドででも使用しますし、のスタンドを三脚のように使ってありもします。その方法は、スタンドにスピゴットと呼ばれるネジというかアダプターというか銀色の棒状のものを取り付け、さきほど紹介したマンフロットの3Way雲台を取り付けるわけです。ちょっとビクビクしてしまう荒技ではありますが、全伸高:328㎝まで伸びるこのライトスタンドを最大まで伸ばして、カメラを取り付け建物などの写真を撮影したりもしています。まるでドローンで撮影したかのような写真をフルサイズセンサーのカメラの解像度で撮影でき、めちゃくちゃ良いです。ドローンだとセンサーが小さいので、ここまで綺麗な写真は撮れません。そんな技もありますが、紹介はまた次の機会にします。
このアベンジャーのセンチュリースタンドのアームを90度まで回転し、そのアーム先端にスピゴットを取り付け雲台、カメラを取り付けて撮影します。この方法で俯瞰により物撮りはもちろん、動画撮影でも使っています。ここでも先ほど紹介した三脚と同じく、カメラの自重が問題になってきます。カメラの重みで不安定になるため、例ののオレンジ色のウエイトを取り付け安定さえます。
センチュリースタンドの脚にウエイトを取り付けて安定させることができます。
もちろん、三脚にも取り付けることができます。このウエイトをいくつか持っていると重宝します。私は4個持っています。
Manfrotto アクセサリー 1.3kg ミニカウンターウエイト
¥2,955 (Amazon 2021.2.1 現在)
二度目の紹介ですみません。この1.3kgのカウンターウェイトは非常に使い勝手が良いです。最初は2個購入しましたが、とても気に入って後に2個購入しました。合計4個購入しました。使い勝手がほんんとうに良いです。
この方法での問題点は、カメラのバリアングルモニターを使っても、カメラの取り付け位置が高くモニターやファインダーが覗けないため確認しづらく、どのように撮れるのかわかりにくい点です。
そこで外部モニターに出力して確認して解決することにします
この方法では、この高い位置に取り付けたカメラのファインダーは覗けないし、バリアングルモニター(パナソニックはフリーアングルと呼ぶようです)を回転したとしても、とても確認しづらいので、外部モニターに出力してどのように撮れているか確認したいと思います。LUMIX S1、LUMIX GH5にはHDMIタイプAと呼ばれるフルサイズの端子があります。LUMIX S5にはHDMIタイプDと呼ばれるマイクロサイズの端子があります。そのHDMI出力から外部モニターに接続して、確認することができます。
外部モニターを利用するための機材
上の写真は、ライトスタンドにカメラを取りつけて外部モニターに映し出した写真です。モニターを利用するととても確認しやすくなりました。モニター見ながらカメラ位置を微調整も可能で失敗しづらいです。私の利用しているモニターは、中華メーカー?なのかなぁ。cocoparというメーカーのものです。4Kではなく、1920×1080のフルHDで表示されます。USB Tpye-Cで電源供給でき、HDMIはmini端子です。マイクロでもフルサイズでもありません。この辺りは規格がバラバラでHDMIケーブルがいろいろ揃えなければならず、ちょっと面倒です。サイズは15.6インチとかなりの大画面でカメラのモニターのようなサイズではなく、かなり大画面ですのでフォーカスの確認はしっかりと見ることができます。被写界深度が浅くてもしっかり確認できます。cocoparってメーカーのモニターで大丈夫かなぁと恐る恐るの購入でしたが、2020年10月に購入して4ヶ月経過しましたが、今のところ一切不具合はありません。デザインもシンプルで良くて、なかなかです。付属している画面を覆うカバーは、スタンドとしても利用できます。
左上から、LUMIX S5とキットレンズ20-60mm/f3.5-5.6標準ズームレンズ。ハーフマクロも撮れる便利なズームです。続いてそのお隣が、マンフロットの3way雲台。オレンジ色のものが1.3kgのウエイト。シルバーのネジのような部品がスピゴット。左下が、私が以前まで使っていたMac BookのアダプターとUSBケーブル。これを使って電源供給しています。黒いケーブルがHDMIケーブルです。HDMIケーブル フルサイズ端子←→マイクロ端子、フルサイズ端子←→ミニ端子、小さいグレーの四角いものがHDMI延長コネクター。そして15.6インチモニターです。
LUMIX S5 レンズキット
211,780円 (Amazon 2023.12.31 現在)
私が俯瞰撮影で主に使用しているカメラがこのS5です。GH5を使うことも多いです。このS5のキットレンズは20-60mmの画角をカバーし、ハーフマクロも撮れるので俯瞰撮影の物撮りに便利です。シグマの105mmマクロレンズも持っていますが、105mmの画角だと、かなり高いカメラの位置にしないといけないため、ほぼこのキットレンズを使ってしまっています。便利です。
マンフロット3Way雲台
15,945円 (Amazon 2023.12.31 現在)
このマンフロットの3Way雲台は、水準器を3つ装備してるので正確にアングルを微調整できます。自体はわずか1kgながら、最大耐荷重8kgまで対応きます。Manfrotto 長方形プレート 200PLの仕様です。私の主に使っている雲台のプレートはこの200PLをメインに使っています。
スピゴット
821円 (Amazon 2023.12.31 現在)
すみません…在庫切ればかりです。1/4インチのオスから3/8インチのオスねじ式スクリューアダプターが両端についているスピゴット。ライトスタンドはもちろん、さまざまな写真アクセサリーで取り付けられ便利なアイテムです。地味ながらカメラ撮影必須アイテムです。
HDMIケーブル(フルサイズ端子←→マイクロ端子)
¥1,527 (Amazon 2021.2.1 現在)
ケーブル直径約3.2mmの細いケーブルで、すっきり配線できる、スーパースリムタイプのイーサネット対応ハイスピードHDMIケーブル。LUMIX S5のHDMI端子にはこのケーブルを使いましょう。
HDMIケーブル(フルサイズ端子←→ミニ端子)
¥1,655 (Amazon 2021.2.1 現在)
スーパースリムな細いHDMIケーブル。端子はフルサイズとマイクロではなくミニ端子です。モニターのHDMI端子がこの端子です。外部モニターを利用する上で必須のケーブルです。
HDMI変換コネクター
¥799 (Amazon 2021.2.4 現在)
HDMIケーブル(オスーオス)を簡単に延長できるコネクターです。解像度は4K@60Hzまで (2K@165Hz、1080Pなどの下位対象機器とも互換性があり)。この延長コネクターも動画撮影で頻繁に利用しています。必須アイテムです。
cooper15.6モニター
¥19,990 (Amazon 2021.2.4 現在)
数多くのモニターが販売されており、随分と、迷って購入したモニターです。たいしてレビューも存在していなかったのですが、買ってみて使用した限り良いものでした。デザインも良くてスリムです。安くてこの性能だと、日本メーカーは太刀打ちできませんね。聞いたことのないメーカーですが、十分に満足できるいいものでした。
アベンジャーのセンチュリースタンドと呼ばれるライトスタンド。安物のスタンドと違って造りがしっかりしています。
最大328cmまで高くできるライトスタンド。特徴的なのはこの3つに分かれている脚です。アームもセットになっており、角度が変えれます。安物の中華メーカーのライトスタンド のようにチープさは皆無。その代わり、ずっしりと重く、あまりコンパクトに畳めません。しかしながら丈夫で安定感はピカイチ。ひとつ買って、めちゃくちゃ気に入ってしまい、結果その後にもう一つ買いました。ライトスタンド は安物を買わず、多少高くてもこれをお勧めします。末長く使えますよ。
そもそもライトスタンドはライトを取り付けるものですが、今回のように俯瞰撮影をする場合に雲台とカメラを取り付けて撮影が可能です。俯瞰撮影以外にも。、超高所撮影なんて荒技でも活用しています。アイデア次第でいろいろ活用できます。
これが本来の使い方。私はこのライトスタンドにアプチャーと呼ばれれるメーカーのライトを取り付けて使用しています。私の使っているアプチャーのライトはかなり大型で思いライトですが、アベンジャーのスタンドはしっかりしているので不安定になることはありません。
ライトはアプチャーのめちゃくちゃ高性能ライトを使っています。
安いライトはたくさん出回っています。私もこれまでやすいライトをいくつか買ってきましたが、結局使い物になりません。光量が全然足りないんですよね。また色温度の調整ができなかったり。このアプチャーの300X LEDライトはクオリティが違います。色温度2700K-6500K調整でき、光量も1%から100%まで変更でき、めちゃくちゃ明るい。動画撮影で気になるのは騒音問題。このライトはほぼ無音と言えるくらい小さいです。このライトはかなり高額ですが、1灯購入後に追加でもう1灯買い足したほどです。ライトは安物買いの銭失いになりがち、高くても良いものを買いましょう。財産になります。このアプチャーのライトは本当に良いものなので、あらためて個別にレビューしたいと思います。
アプチャーの300Xは、2700K-6500Kの範囲で色温度調整ができます
この300XはAputure社で初めての2700Kから6500Kまで変更可能になったLEDライトライト。色温度の変更はもちろん、明るさの調光も自由自在。安物ライトにはこれだけの調整も明るさも生み出せません。
無音とも言えるレベルの静音です。
黄色いファンが二つ見えます。ライトを点灯中は、このファンが廻り出しますが、ほぼ無音です。動画撮影でファンの騒音が出るようであれば、いくら明るくても使い物なりません。スチル撮影だったら、何ら問題もありませんが、動画撮影ではこの音問題が付き纏います。アプチャーの300Xは全く問題なし。ご安心ください。
Aputure COB 300X LS C300X LEDビデオライト
¥159,000 (Amazon 2021.2.1 現在)
立派な大きなバッグに機材が収納されています。バッグの造りもしかっ理しており、このバッグだけ2〜3万してもおかしくない印象。もちろんライトのクオリティは申し分なく、色温度の変更、調光、明るさ、静音性、どの観点で見てもハイクオリティなライトです。価格は高いが文句の付け所がありません。高いけど自信をもってお勧めできるライトです。
今回ご紹介したおすすめのカメラや機材
いかがだったでしょうか。どの商品も私が使ってみて良かったものばかりです。多くのものは1個だけでなく追加購入しています。それだけ気に入っているものです。ちなみに追加購入し2個以上所有しているものは、マンフロットの三脚4つ。3Way雲台4つ。HDMI変換アダプター4つ、スピゴットいく買ったかnaxa、5個くらいだったか、アプチャーライトが2灯。アベンジャーのスタンドも2つ。ケーブルも何本か同じものを。そんな感じで、どれもこれも複数買っています。現在購入を検討している方は参考にしてください。