【これは便利！】GH5フォーカスセレクトで失敗しないブツ撮り

ブツ撮りって何気に難しいんですよね。ライティングも大事ですが、そもそも被写界深度が浅すぎるとフォーカスがあっていなくて、肝心なところのピントがあってないことがしばしば。撮影後パソコンにデータを取り込んで大きなモニターで確認すると「あっちゃ〜…」なんてことがしばしばです。
私はLUMIX GH5を使用していますが、とても便利な機能がありました。それは撮影後にピントを操作できる「フォーカスセレクト／フォーカス合成」機能です。なぜもっと早くから使ってこなかったんだろう。これは便利なので今回はこのLUMIX GH5の「フォーカスセレクト／フォーカス合成」についてご紹介します。GH5って多機能な良いカメラです。ほんと！

＊商品詳細はAmazonサイトにリンクを貼っています。商品の詳細はAmazonでご覧ください。

まずは撮影条件について

撮影は、GH5とLEICA 12-60mm(フルサイズ換算24-120mm)の標準ズームの組み合わせ。まずはGH5にマンフロットのミニ三脚を取り付け、テーブルの上にトミカリミテッドを４台並べてシンプル極まりない撮影です。ライティングは部屋の窓から降り注ぐ自然光を逆光で撮影しました。被写体から距離が短い接写での撮影なのでフォーカスされる範囲が狭く、あえて絞らずに撮影してみることにしました。「フォーカスセレクト／フォーカス合成」機能の実力はいかに！？

フォーカスセレクト：フォーカスを手前とした場合

一番手間の白いタウンエースにフォーカスした写真を選んだ場合です。どの被写体にピントを合わせるかカメラの小さなモニターでは撮影中はあっていると思い込んでいても撮影後パソコンに取り込んで「あいたたた…」なんてことがある者です。フォーカスセレクト機能でそんな失敗は防げます。ありがたや〜。

フォーカスセレクト：フォーカスを真ん中とした場合

中央の赤いアルトと軽トラSUBARUサンバーあたりをフォーカスした写真を場合です。撮影後、フォーカス範囲を選べるので本当に安心！なぜこの機能をもっと早くから使っていなかったんだ！ブツ撮りの失敗が確実に減ります！

フォーカスセレクト：フォーカスを奥とした場合

奥の赤い消防車 日産パトロールをフォーカスさせて場合です。いずれも撮影後にフォーカスしている部分を選べますので、感じなところがフォーカスされていないなんていう心配は防げます。これなら安心！

フォーカス合成：フォーカス選択を広範囲で選択し合成した場合

被写界深度が浅く、フォーカスされている範囲を広くしたい場合は「フォーカス合成」を行います。若干不自然になることもあります。この写真では奥の消防車が若干不自然ですが、ブツ撮り写真として使える範囲内。「フォーカス合成」は今ひとつな時もありそうです。フォーカス範囲をあまり広くせずに合成した場合は不自然さは軽減しそうですね。
この「フォーカスセレクト／フォーカス合成」機能はとても便利で使えそうです。まだ使ったことがない方はぜひお試しください。LUMIX GH5は動画撮影でとても人気の機種ですがスチル撮影も使いやすい名機です。とてもいいカメラです。

今回使用したカメラ機材