ジンバルなしでも滑らかな動き!激安カメラスライダー

ジンバルなしでも滑らかな動き!激安カメラスライダー

ジンバルお持ちですか?私は持っていません。ジンバルを用いた撮影のクオリティの高さも知っています。それでも購入まで至っていないのは、価格、設定・調整の面倒さなど、まだまだユーザービリティに欠ける面がいなめないからです。もっと安価で調整などなく手軽になればジンバルは欲しいのですが…
それでもジンバルなしで滑らかな動きの撮影がしたい。いろいろ探していたら面白い機材があったので購入してみました。今回はジンバルなしでも滑らかな動き!激安カメラスライダー「TARION TS2 全長約60cm カメラリニアスライダー」を紹介します。

TARION TS2 全長約60cm カメラリニアスライダー

DJI Ronin-MXはいまだに20万円近いプライスタグがついています。10万円くらいまで値下がりすれば私も買いたいところですが、まだまだ手が届かず、そこで見つけたのがこの「TARION TS2 全長約60cm カメラリニアスライダー」です。
TARIONというメーカーのカメラスライダー。できるだけ長い方が良さそうですが、価格を考えて全長60cmをチョイス。梱包はシンプルで好感の持てるパッケージです。

スライダー本体と脚など入っています。

箱を開けるとこんな感じです。説明書は入っていませんでした…まぁなくてもシンプルな機材ですので説明書がなくても理解できます。*ご注意*発泡スチロールの緩衝材やプチプチなどもありますが撮影していません。

スライダーに脚を取り付けます

スライダーの裏に付属の六角レンチを使ってボルトで脚を取り付けます。まぁいたって簡単です。

スライダーに脚を装着できました

カメラを取り付ける台がド派手なオレンジ色なので、少々嫌なのですが見慣れると思ったより悪くない。それでもブラックだとなお良いですね。まぁ価格を考慮すると文句は言えません。

カメラを台に装着しづらい…

カメラを台に取り付けにくいことが発覚。雲台が付属されていないので直接カメラを取付にくくこれは問題点。雲台を用意した方が良いです。できればパンやチルトができるビデオ雲台がベターです。

カメラのストラップが邪魔になる

カメラのストラップはとても邪魔になるので、撮影する際はできれば外したい。でも面倒…

指一本でスルスルと軽々動くが…

カメラを取り付けない状態であれば、指一本でスムーズにスルスルと動いて気持ちがいい。これはいいです!

カメラを取り付けたとたんに動きが悪くなる

スムーズにスルスルと動いて気持ちがいいなんて喜んでいたのもつかの間。カメラを取り付けた途端に重く動きが悪い。ぎくしゃくした動きになってします。これは相当慣れるしかありません。


脚を取付けるとスライド幅がかなり減り
脚装着時は56cmしかスライドできない

脚とオレンジ色の台がぶつかり、この長さをものさしで計ると約2cmとなります。左右2cmづつスライドできない部分ができるので合計4cmスライドできないようになる。
つまりスライダー全長60cmでも脚をとりつけることによって56cmが最大幅となってしまいます。これは残念…
三脚を使えばスライド量は減らないので、できる限りスライド量をかせぐためには三脚の使用をおすすめします。


雲台がないとカメラを取り付けにくい…

使ってみると問題点も浮き彫りになってくる。この価格のスライダーはこんなものとポジティブシンキングで割り切って考えましょう。このオレンジ色の台とカメラの脱着は大変煩わしいことが判明したので、雲台は必須アイテムと言えます。
とりあえず、手持ちのGitzo ボール雲台 G1177Mを取り付けてみましたが、クイックシュープレートがないく、ビデオ雲台ではないのでパンができない。できればビデオ雲台がベストです。ということで重くならないようにできるだけ軽量なManfrottoのフラットベース小型雲台 MVH400AHを購入することとなりました。もはやスライダーよりお金がかかってます。どんどんお金がかかる…

Manfrotto 三脚+ビデオ雲台との組み合わせ

Manfrotto 三脚とビデオ雲台キット MVK500AMにTARIONのカメラスライダー+Nikon D7100を取り付けたところがこちら。

小さくて軽量なカメラの方が軽いので操作しやすい

使用するカメラは、コンデジや比較的な軽量なミラーレス一眼を使用した方が、軽い力でスライドできるので、重く大きな一眼よりもよりも軽いカメラが向いています。
あとは息を止めながらスライドの訓練をすれば、滑らかな映像も可能です。このTARIONの激安カメラスライダーは、コツと工夫がとても大切なことがわかりました。ManfrottoやLibecからクオリティの高いスライダーも出てますので、こちらはコツも工夫もいらないでしょう。ただお金はそれなりに入ります。

実際にスライダーを利用して撮影した映像がこちら!

ジンバルを使わず安価なカメラスライダーTARION T2を使って撮影したテスト映像です。DXのNIkon D7100でもカメラが重く感じ、動きがギクシャク…何度か練習して、今回の映像となりました。もう少し慣れれば、もっとよくなると思います。

(撮影機材)
スライダー:TARION T2 60cm
カメラ:Nikon D7100
雲 台:GITZO G1177M
レンズ:SIGMA 18-50mm f2.8

TARION TS2 カメラスライダー約60cm 仕様

商品名 TARION TS2 ビデオ カメラ スライダー 全長約60cm
商品写真
材質 アルミ合金
全長 約60cm
耐荷重 約3.5kg
本体の重量 約1350g
取付穴 1/4、3/8

今回紹介したスライダー関連商品



TARION TS2 全長約60cm カメラリニアスライダー

TARIONというメーカーの激安カメラスライダーで私の購入したものは全長約60cmのモデルです。同じくTARIONから80cmモデル120cmモデル、さらには60cmだけどタイヤがついて自走可能なモデルもあるようです。
私は60cmのものを購入しましたが、撮影してみるとスライド量が足りないことがしばしば。長いものはたわむ可能性もありますが、スライド量は少しでも長い方が良いですね。80cmくらいの長さは必要になると思いますよ。

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NEEWER 1.2mカーボンファイバー カメラトラックドリースライダーレールシステムという超長い商品名のこのスライダー。大袈裟な名前ですが性能はいかに!?スライド120cmというアドバンテージが最大の魅力のこのレール。価格も1万円程度とお買い得。悪くないですね。

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